指定校推薦は損か得か?
実際の学力以上の大学へ行ければ「得」だと仮定すれば、
指定校は最高にお得な進学方法です。
でも、特に理系では、
指定校で進学した故に(?)大学の勉強について行けなくて、
留年したりという話はよく聞きます。
留年しないまでも4年間学業が低空飛行で、
大学院進学をやめて文系就職するとか、
そういう話も聞いたりします。
文系大学ならば、大学でたいした勉強はしないから(失礼!)、
困ることも少ないかもしれませんが、理系はよく考えた方がよいでしょう。
さて、文系の指定校は「お得」という結論を出しましたが、
それでも、まだ落とし穴があります。
指定校にはミスマッチが多い、ということも注意しましょう。
指定校を狙う生徒は学力に自信がないので、
「指定校ならどこでもいい」
というふうに流れがち(危険!)なのです。
最初はMARCHの経済学部に行きたがっていた生徒が、
少し成績の良い友達に指定校を取られてしまって、
残った指定校がとれる大学が文学部しかないということで、
文学部に行ったりすることはよくあります。
一般受験と違って、指定校は、来ているものの中から選ぶわけで、選択の幅は狭いです。
ミスマッチが意外と多いのも指定校推薦なんです。
もとろん、ミスマッチは留年や中退の元です。
まあ、入ってきたら意外に文学部楽しすぎる!
となってくれればよいわけですけどね!
高大連携ってなんだ?
それと、
ここまで考える人は松戸ではほとんど見ませんが、
「指定校が多い高校」というのは、やはり存在するようです。
例えばMARCHレベルの大学との高大連携に熱心な高校があります。
(同じ宗教系なら、不自然さもないですよね?)
高大連携しているところには、
当たり前ですが、
その大学の指定校がどっさりあったりします。
そこまで調べて学校を選ぶ・・・。
指定校推薦が進学の主流になってくると、
そういう作戦もあり、
やってる人はやっているのです。
もはや、勉強を頑張らせる塾の領域を超えていますが。